製品開発におけるシミュレーションの活用法
今日の製品開発では、設計プロセスで必要とされる構造検討の大部分をコンピュータシミュレーションで行えるようになってきました。シミュレーションは従来の試作・実験を繰り返すのに比べて業務の大幅な効率化につながるため、いまでは多くの製造業で活用されていますが、有効活用に至るまでにはいくつかの課題があるのも現状です。本セミナーでは、製品開発における振動設計をテーマに、シミュレーションを用いて制振設計を行う上での各種ポイントをご紹介します。
シミュレーションとは現実を再現したり予測したりすることです。したがって常に再現精度や予測精度が問題になるわけですが、いつしか予測結果を前に「信じる?信じない?」の議論になってしまいがちです。そのようなとき重要となるのが前提条件です。シミュレーションは万能ではありません。必ず前提条件を明確にしてからシミュレーション結果をみたりディスカッションしたりすることが大切です。
振動の少ない製品を開発するためには”課題バラシ”が欠かせません。製品を構成する各部位を「入力系-伝達系-応答系」に分け、各々への目標値を割り付けて、その実現性を検討することを意味します。振動設計のスタートポイントで課題バラシが十分なされていれば、各課題を達成することで、たとえば、
「1(入力系目標)×0.5(伝達系目標)×1(応答系目標)=0.5(製品の振動目標)」
のように最終的な製品目標を達成できるようになります。
Nastran振動解析(ノーマルモード解析[固有値解析]、周波数応答解析)、モーダル解析、実験モーダル解析(モーダル実験)、構造最適化解析、フリーフリー条件、固有値マップ、ノーダルマウント、回転次数成分、コンポーネント感度、等
開催日時 | 2015年11月26日(木) 15:00-18:00 (開場 14:30) ご参加いただきありがとうございました。 |
開催場所 | ハウスクエア横浜 セミナールームB >>アクセス 〒224-0001 横浜市都筑区中川 1-4-1 ※お車でお越しのお客様は地下駐車場をご利用いただけます。駐車料金につきましてはご利用者様にてご負担ください。 |
講 師 | 株式会社エアロメカ CAEエンジニア/事業用操縦士(飛行機) 安藤 隆幸 |
アジェンダ |
15:00- セミナー開始 15:00- 製品開発におけるシミュレーションの役割 16:00- 振動設計の考え方 17:00- 振動シミュレーションの活用 17:45- Q&A 18:00 セミナー終了 |

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