Nastran Data Converter for Function
DC-FuncはNastran周波数応答解析で算出されるファンクションデータからボードプロット(振幅と位相が同時にプロットされたグラフ)を自動描画します。また、Femap with NX Nastranで行う周波数応答解析は、解析結果をFemapのモデルファイルとして保存するため、様々なモデルの応答波形を比較することができませんが、DC-Funcを用いれば、個々のモデルの応答波形を個別にCSVファイルとして保存するため、比較を簡単に行うことができます。簡単なアイコン操作でNastran解析結果からダイレクトにExcel上にグラフを作成し、ピークレベルを読み取ることができるようになっていますので、弊社では膨大な伝達関数の任意の周波数におけるゲインを読み取る際に大変役立っております。
特徴
■ Nastran周波数応答データのグラフ化
■ 振幅・位相の同時表示(ボードプロット)
■ リニア/対数、デシベル表示
Nastranで解析した周波数応答データは、Fortranプログラムを介してEcxel上にインポートされます。この時点で解析結果は応答点別のCSVファイルに変換されます。DC-Funcを使用する上でNastranの特殊な機能は一切必要ありません。データインポートは標準PCHフォーマットで行うため、DMAPモジュールが搭載されていないNastranでも利用できる点が特徴です。
仕様
処理可能な応答点の数 |
無制限 |
処理可能なNastranサブケース数 |
最大9ケース |
一度にプロット可能なグラフ数 |
最大4ライン |
対応物理量 | 加速度、速度、変位 |
対応ソフト |
NX Nastran、Femap with NX Nastran |
※Nastranは、米国NASAの登録商標です。
※NX Nastran、Femapは、SIEMENS社の登録商標です。
※Windows、ExcelはMicrosoft社の登録商標です。