動剛性向上による低振動化 – 2 こもり音への影響

掲載日:2022年05月10日

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前回ご紹介したコンテナの壁面振動は内部に圧力変動を生じます。この圧力変動は耳を圧迫するような低周波騒音となり、自動車の振動騒音設計では「こもり音(Bpooming Noise)」と呼ばれています。たとえば、信号待ち時の「アイドルこもり音」や波状路走行時の「ドラミング音」など、これらはダッシュパネル、ルーフ、フロアなどのパネル振動によって車室内の空気が圧力変動を生じることによって発生します。コンテナ構造の場合、コンテナが固定される数か所の部位の動剛性を向上させることで壁面振動のゲインが低下しますが、こもり音も同様、動剛性向上によって低下します。

上図はコンテナ構造の内部に生じるこもり音の解析結果ですが、ベースモデル(Base)に対し、動剛性を向上させたケース1(Case 1)ではピーク音が約5dB低下しています。(マイナス6dB=半減)このピーク音はコンテナ壁面の振動によって生じているもので、壁面には一切の構造変更を行っていなくても、動剛性向上のみでこれほどのこもり音低減効果が得られることを示しています。

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