モデルコリレーション(実験データを証としたモデルアップデート)

解析シミュレーション精度の向上

有限要素法を用いた解析では、モデルのシミュレーション精度が重要になります。コリレーションを行った解析モデルをベースに各種構造検討を行うことで、高精度な性能予測が可能となります。

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モデルコリレーションとは?

シミュレーションモデルに含まれる離散化誤差やそれから生じる質量誤差、また減衰値の見積もり精度など、実機とモデルには数多くの誤差要因が存在します。これらの誤差を実験データを証にして見直し、シミュレーションモデルに反映することをモデルコリレーションといいます。振動解析の分野では、コリレーションを行うことで、伝達関数が実験結果とほぼ一致するようになります。

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実機とシミュレーションが一致しない原因

実在する構造物の振動特性は、特殊なケースを除き「質量」、「剛性」、「減衰」、「変位」、「力」といった5つの要素によってモデル化できます。コンピュータプログラムに入力するこれらの要素が実機と同じ値であれば、解析結果と実験結果は一致することになりますが、実際には、実機構造を100%完璧にモデル化することができないため、上記5つの要素に各々誤差が生じ、シミュレーション精度を低下させます。特に振動の場合は減衰の見積もりが難しく、実験データと解析結果を比較することではじめて正確な値が特定できるため、コリレーションは不可欠といえます。

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